米ネット証券Robinhood、初の黒字化も暗号資産は18%の減収

米ネット証券Robinhood、初の黒字化も暗号資産は18%の減収

米ネット証券大手のRobinhood(ロビンフッド)は2日、今年第2四半期の決算を発表した。米国の利上げによる影響で金利収益が大きく伸びたことで、四半期利益は2500万ドル(約36億円)となり、四半期ベースで上場後初となる黒字化となった。

一方、ビットコイン(BTC)価格が回復傾向にある中でも、暗号資産関連事業は18%の大幅な減収となった。この要因の1つとして、今年6月に米証券取引委員会が大手取引所Binance(バイナンス)とCoinbase(コインベース)を証券法違反で提訴したことが影響しているとの指摘がある。

この訴訟でSECは、ビットコインを除く複数の暗号資産を「証券」だとした上で、2社が無登録で取引サービスなどを顧客に提供した主張している。Robinhoodはこの2社と直接的な関係はないが、SECが証券だと主張するCardano(カルダノ/ADA)、Polygon(ポリゴン/MATIC)とSolana(ソラナ/SOL)の取り扱いを停止している。

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