CBOE、ビットコインの証拠金先物取引を開始-2024年1月から

CBOE、ビットコインの証拠金先物取引を開始-2024年1月から

米最大のオプション取引所であるシカゴ・オプション取引所(CBOE)を運営するCboeグローバル・マーケッツは13日、子会社の「Cboe Digital(Cboeデジタル)」を通じてビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の証拠金先物取引を2024年1月11日から開始すると発表した。

米商品先物取引委員会(CFTC)から必要な承認は今年6月に受けており、同社の先物取引は米国の規制下で提供される。プレスリリースによれば、暗号資産(仮想通貨)の現物デリバティブと証拠金デリバティブの両方を単一のプラットフォームで取引できるとしており、これが規制された取引所で可能になるのは同社が米国初だという。

CBOEは2017年にビットコインの先物取引を開始し、CFTCの認可を受けた大手デリバティブ取引所による参入は大きな話題を呼んだ。2019年にビットコイン価格が低迷すると、取引量の減少から一旦はビットコイン先物の提供を停止。しかし、2021年に暗号資産取引所ErisX(エリスX)を買収し、暗号資産分野に再参入した。

CFTCの規制下でビットコイン先物を提供する取引所は、CBOEの他にシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)が存在する。CMEのビットコイン先物は未決済建玉の金額で今月に世界最大の規模になり、大手暗号資産取引所Binance(バイナンス)を上回ったことが注目された。

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