Binance、エルサルバドルで最初の取引所ライセンスを取得

Binance、エルサルバドルで最初の取引所ライセンスを取得

世界最大の暗号資産取引所Binanceは8日、中米エルサルバドルで取引所サービスを提供するためのライセンスを取得したと発表した。エルサルバドルは、世界で初めてビットコイン(BTC)を法定通貨として採用した国として知られる。

Binanceが取得したライセンスは、中央準備銀行のビットコインサービスプロバイダーライセンスと、国家デジタル資産委員会のデジタル資産サービスプロバイダーライセンスの2つ。後者を取得するのはBinanceが初となり、同社はエルサルバドルで最初に認可された暗号資産取引所となった。

Binanceは、フランス、イタリア、スペイン、スウェーデン、ドバイを含む18カ国で取引所サービスのライセンスを取得している、同社の発表によれば、これは「世界中の主要市場でローカルライセンスと許可を取得するためのBinanceの継続的な取り組みのもう1つのステップ」だという。

一方米国では、Binanceは法的問題を抱えている。米証券取引委員会(SEC)は今年6月、同社の取引所やレンディングサービスなどで取り扱う複数の暗号資産が証券に当たるとして、同社を証券法違反で提訴した。SECは、同社が取引量を人為的に膨らませ、顧客の資金を流用したとも主張している。この訴訟を受けて、Binanceは1000人を超える従業員を解雇したと報じられた。

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