BTCは25000ドル割れも急回復、FTX保有のソラナに大量売却の可能性

BTCは25000ドル割れも急回復、FTX保有のソラナに大量売却の可能性
  • ビットコインは一時25000ドル割れも急回復
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ビットコインは一時25000ドル割れも急回復

ビットコイン価格は日本時間11日23時頃に急落し、12日早朝には一時25000ドルを割り込む展開となった。しかし、昼過ぎに突然の急騰を見せ、19時現在では急落前を上回る25900ドル(約380万円)前後で取引されている。

今回の急落を引き起こした要因は、昨年11月に破綻した大手取引所FTXの資産が売却されるという懸念が広まったことだ。FTXは70億ドル(約1兆円)相当の資産を保有しており、その内34億ドル(約5000億円)は暗号資産となっている。

破産手続きが進められる中で、毎週1億ドル相当の暗号資産を売却できるようにする提案が11日、米デラウェア州の裁判所に申し立てられた。裁判所の判断は米国時間13日にも明らかになる見込みだ。

FTX保有のソラナに大量売却の可能性

FTXの資産売却に注目が集まる中、ソラナ(Solana/SOL)の下落が顕著になっている。19時現在の価格は18ドル(約2640円)ほどで、1週間前から約6%を超える値下がりとなった。FTXはビットコイン、イーサリアム(ETH)、XRPを含む1300種類の暗号資産を保有しているものの、その中でもソラナの割合が特に大きいことが理由だ。

11日に裁判所に提出された文書によれば、FTXが保有する34億ドルの暗号資産の内、11億6000万ドル(約1700億円)分がソラナとなっている。ソラナの時価総額が約76億ドルであることを考えれば、大暴落を引き起こす可能性が危惧される。

ただし、一部のソラナはロックアップ(契約で一定期間売却が禁止される)されており、半分以上は2027年まで売却できない状態だという指摘もある。

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