Mt. Goxの弁済期限が来年10月に延期、BTCが年内3万7000ドルの予想

Mt. Goxの弁済期限が来年10月に延期、BTCが年内3万7000ドルの予想
  • Mt. Gox債権者への弁済期限が来年10月に延期
  • ビットコインは年内に3万7000ドル到達の予想
  • 韓国投資家が国外に保有する暗号資産は14兆円超
  • 注目のXポスト

Mt. Gox債権者への弁済期限が来年10月に延期

2014年に経営破綻したビットコイン取引所Mt. Gox(マウントゴックス)の再生管財人は21日、同社の元ユーザーなど債権者に対する弁済期限を今年10月31日から2024年10月31まで1年延長すると発表した。

弁済期限を延期した理由は「再生債権者による必要情報の提供及び再生管財人による確認、並びに弁済に関与する銀行、資金移動業者及び指定仮想通貨取引所等との協議や情報連携等に時間を要して」いるからだと説明している。

Mt. Goxは2010年から2014年まで運営されていたビットコイン(BTC)の取引所。ビットコイン黎明期を代表する取引所であり、一時は全世界の取引量の70%以上を占めていた。しかし、2011年に起きたハッキング事件や、マルク・カルプレスCEOによる顧客資金の横領などを受け、2014年2月に民事再生法の適用を申請した。

2019年9月の報告によれば、Mt. Goxの資産は14万1686BTC(約5600億円)、14万2846BCH(約44億円)、約693億9760万円の現預金などで構成される。同社の債権者は、ビットコインを預けていたユーザーを中心として2万4000人以上にのぼり、弁済がビットコインの大量売却を招くと危惧する声もある。

ビットコインは年内に3万7000ドル到達の予想

データ分析企業Matrixport(マトリックスポート)は20日、ビットコインは年末までに3万7000ドルに達する可能性があるとする報告を発表した。この理由として、1年の最後の四半期(10-12月期)はビットコインのパフォーマンスが最も高い時期であり、過去9年の平均上昇率は35%を超えることを挙げている。

韓国投資家が国外に保有する暗号資産は14兆円超

韓国国税庁は20日、韓国の投資家が国外に保有する資産のデータを発表した。この報告によれば、国外の取引所などに暗号資産の口座を持つと申告した個人と法人は合わせて1432人で、保有する暗号資産の総額は130.8兆ウォン(約14.5兆円)にのぼった。全国外資産186.4兆ウォン(約20.6兆円)の内、暗号資産が占める割合は70.2%となっている。

ただし、韓国で国外口座の申告が必要となるのは、国外にある資産が5億ウォン(約5530万円)を超えている者に限られるため、実際に国外口座を持つ投資家はこの数字より大幅に多いと考えられる。また、個人のウォレットなどに保管されている暗号資産も申告の対象外となる。

注目のXポスト

この記事をシェア