Lightningの取引件数は2年で13倍に=取引所Riverのレポート
米国のビットコイン(BTC)取引所River(リバー)は10日、ビットコインのオフチェーン「Lightning Network(ライトニング・ネットワーク)」は過去2年間で急成長し、取引の件数は1212%増加したとするレポートを発表した。
Lightning Networkは、ビットコインをブロックチェーン(メインチェーン)の外で取引するプロトコルで、送金速度の向上や送金手数料の削減が期待できる。一方で、セキュリティは低下することから、主に少額取引(マイクロペイメント)に適しているとされる。
レポートによれば、今年8月のLightning取引数は少なくとも660万回であり、2021年8月の50.3万回から1212%の増加。ただし、この数字には当事者間のみの取引など一部が含まれておらず、実際の取引数はこの数倍に及ぶ可能性もあるという。
取引される金額も同様に増えている。今年8月の取引額は2950BTC(7818万ドル相当)で、2021年8月の303BTC(1210万ドル相当)からBTC建てで874%の増加、ドル建てで546%の増加となった。
Riverのアナリストであるサム・ウータース氏は「“誰もLightningを使っていない"というのは、もはや死んだジョークだ」とX(旧Twitter)に投稿している。
“Nobody is using Lightning” should now be a dead meme.
— Sam Wouters (@SDWouters) October 10, 2023
Launching a new #Bitcoin report from @River: How the Lightning Network grew by 1212% in 2 years ⚡
It’s time to pay attention to the incredible work of so many people in the space 👇 Link below in the 🧵 pic.twitter.com/FuGLwGHR4R