ブラックロックのビットコイン現物ETF、米証券保管振替機関に登録
世界最大の資産運用会社ブラックロック(BlackRock)が申請中のビットコイン(BTC)現物ETF「iShares Bitcoin Trust(iシェアーズ・ビットコイン・トラスト/ティッカー:IBTC)」が23日、証券取引の決済・保管機関である米証券保管振替機関(DTCC)のデータベースに登録されていることが確認された。
10月25日追記:その後、IBTCの情報は一時的にDTCCのデータベースから削除されたが、25日朝に再登録されている。
ビットコイン現物ETFがDTCCのデータベースに登録されるのは、今回が初めてと見られる。データベースへの登録は、IBTCを含めたビットコイン現物ETFが確実に承認されることを保証する要素ではないものの、米証券取引委員会(SEC)による承認が近づいていることを示唆するとされる。
米経済メディアBloomberg(ブルームバーグ)のETFアナリストであるエリック・バルチュナス氏は、ブラックロックが既にSECからの承認を得たか、「あるいはそう仮定してすべてを準備している」のどちらかだと分析している。
Because they manage $10T in assets? J/k.. Seriously tho they either got signal its green light or they just prepping everything assuming so. That said, we still think many will launch at once vs BLK going out bf others. Will amend that view if we hear anything contrary tho. https://t.co/A3Vzqhon1w
— Eric Balchunas (@EricBalchunas) October 23, 2023
現物ETFの承認が近いという期待から、ビットコイン価格は日本時間24日朝から急伸。正午前には、昨年5月以来となる35000ドル(約523万円)を回復した。17時現在は、34000ドル(約508万円)前後で取引されている。
ビットコインETFをめぐる動きは用語解説:ビットコインETFも参照。