米大統領候補スアレス氏、ビットコインによる寄付を受け付けると発表

米大統領候補スアレス氏、ビットコインによる寄付を受け付けると発表

米共和党の大統領候補でマイアミ市長のフランシス・スアレス氏は4日、米ニュースサイトCoindesk(コインデスク)のポッドキャストに出演し、大統領選挙へ向けたキャンペーンで、ビットコイン(BTC)による寄付を受け付けると発表した。

ビットコインによる寄付は、0.00034BTCまたは1ドル相当から、スアレス氏の公式サイトで行うことができる。「これは、富を創造する機会を民主化し、人間の不純な動機や政治的目標などに操作されない技術を開発するプロセスだ」と同氏は述べている。

スアレス氏はまた、バイデン政権が「暗号(資産)を理解していない」と批判。「特定のデジタル製品を分類し、資産の保管に関して明確なガイドラインやルールを設けなければならない」として、適切で透明化された規制の重要性を訴えた。

そして、中央銀行デジタル通貨(CBDC)を禁止すると宣言。「誰も連邦政府に、自分のお金がどこにあって、いくら持っているのか知られたくはないだろう」とした上で、CBDCに「特に革新的なことは何もないと思う」と述べた。

スアレス氏はビットコインの支持者として知られ、今回の発表は驚くべきものではない。2021年には、市長の給与を全額ビットコインで受け取る意向を表明。マイアミ氏独自の暗号資産「マイアミコイン(MIA)」も立ち上げている。

共和党の大統領候補をめぐっては、フロリダ州知事のロン・デサンティス氏も、バイデン政権の暗号資産政策を批判し、CBDCの禁止を訴えている。一方、民主党の大統領候補ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏は、ドルをビットコインで裏付け、ビットコインの売却益を非課税とするという大胆な政策を打ち出している。

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